無能な世界
そもそも、公務員はやりたい仕事ではなかった。
親の望んだ仕事だった。
そこから自分の内側にあるものとの整合性が取れない人生がスタートしていたんです。
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自分の本当を直視しないで生きていた。
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大学をなんとか5年で卒業し、
さて、就職どうしょう…
まあ、ほとんどの皆さんが通る道でしょう。
時は1992年。
まだインターネットもスマホも無い。
一部の業界をのぞいてまだまだ昭和のアナログ社会だった時代。
とある分野意外にやりたいことは無かった。
その分野はマネタイズが難しく食べていける確率は極めて低いと思われた。
アルバイトしながらその分野で食べていけるように修行するしかないかな…
と、考えていた。
フルタイムで働く一般企業に就職する気はなかった。
のらりくらりと大学5年目を過ごし、
なんとか卒業。
ん?
おれ、なんで大学行ったんやろ?
時間稼ぎでしかなかった気がする。
自分で食う手段探さないとな…
ぼんやりと考えていると、親のすすめで公務員試験を受けることになる。
もし、引っかかったらまだ時間稼ぎできる。
だめもとで3つの公務員試験を受けた。
市役所2つ、一部事務組合1つ。
一部事務組合に合格した。
はじめはこんかもんなんだなぁと感じながら働いた。
まだまだバブルの匂いが残る時代。
無能丸出しの組織だった。
そして、自分もその無能な世界へどっぷり浸かることになろうとは、この時は全く予想していたなかった…
つづく、、、、